意識高いのか低いのか。イチローと樋口一葉と夢見りあむ
ふてぶてしいあいつが常に抱く
夢に見た景色は既にリアル
誰もがその名を胸に刻む
クソザコメンタル夢見りあむ
いやー夢見りあむに声がつきましたね!
鳴り物入りでアイドルデビューし、第8回総選挙で見事3位に輝いたりあむですが、
ベロの先からランドマインみたいな発言が目立ちます。
「努力できない」「頑張れない」などといった言葉は炎上して当然という感じですが、これは言葉足らずなだけであり、本意とは違う形で発されてしまっているのでしょう。
それはりあむが、ディープなドルオタであるということを踏まえれば合点がいきます。
アイドルの輝きとは、弛まぬ努力の結晶であると、少なくともりあむは信じています。
つまりりあむが言いたいことは、「あの憧れのトップアイドルのように努力できるかはわからない」くらいの感じじゃないでしょうか。軽々しく「トップアイドルになれるよう頑張ります☆彡」などと言えないほど、アイドルというものをに対し尊敬と畏怖の念を持っているのです。
第8回総選挙結果のコメントにも、りあむのアイドル観がよく表れていますね。
「話題性だけの私に簡単に投票していいんですかオタクの皆さん!私は先輩アイドルの方々のように頑張ってきたでしょうか?偉大な先輩アイドル達の努力が無駄になるようなことは私も望みません。私にできるかはわかりませんが、これからたくさん努力して、今回の順位に恥じないようなアイドルになれるよう頑張ります!はー・・・・・・とてもプレッシャーを感じます。」
・・・てな感じでしょう。うん、きっとそう。多分。
蘭子の熊本弁のように翻訳が必要な娘なんです。
あくまで「尊敬する超すごいアイドルに比べて自分は劣っている」と感じているからネガティブな発言が出るのであって、本当に「努力をする気がない」わけではないはずです。
ところで(唐突)、かのイチロー選手は引退会見でこう述べました。
「人より頑張ることなんてとてもできない。自分に限界を生みながらちょっとそれを超えていくと、いつの間にかこんな自分になっていく。少しずつの積み重ねでしか自分自身を超えていけないのではないか」
あのイチロー選手が「人より頑張れない」とはちょいと謙虚過ぎるようにも聞こえますが、自分が身を置く世界で「人」がしている努力のレベルを、物凄く高く認識しているために出る言葉なのでしょう。
りあむも、偉大なアイドルたちのようには頑張れないと思っている。でもその世界に身を置くからには努力は黙々とする。いやつべこべ言いながらかもしれないけど、ちゃんと最後までやる。
イチローとりあむを一緒にしたら方々から怒られそうですが、この両名はいずれも不言実行タイプの意識高い人だと思います。自分を厳しく追い込んで努力するけれども、やってて当然のことと思っているからわざわざ人にアピールしないし、見せるモンでもないと思っている。自分を律することができる人。でも自分でハードル下げるようになったら終わり。
逆に有言実行タイプの意識高いアイドルは輿水幸子や、つかさ社長ですかね。自身の活動を積極的にPRして、逃げ場をなくすスタイル。求心力があって度胸がある人。でも開き直るようになったら終わり。
夢見りあむが「アイドル舐めてる」「意識低すぎ」「幸子に根性叩き直してほしい」などと叩かれがちですが、りあむがアイドル舐めてるということはないし、むしろ幸子に勝るとも劣らない意識の高さを持っていると思います。まぁ、イチロー並みかは置いといて。
最後に、樋口一葉の歌をりあむに送りたいと思います(唐突)
おもふ事
いはねば知らじ
くちなしの
花のいろよき
もとのこころも
思っていることはちゃんと言わないとわからないよ。
くちなしの花の色のような心のことも。
梅雨が明け
くちなしの花が
枯れるころ
夢見りあむの
声が聞こえる
ボイスおめでとう。りあむ。
これからも絶対に
炎上させるからね。